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キャバクラ業界はスピード昇格が当たり前の世界
キャバクラは人の入れ替わりが激しい世界だ。基本的に競争社会だし、理想と現実のギャップにショックを受けて辞める人も多い。特にボーイはすぐに辞める人もいるね。けど、その分昇格がめちゃくちゃ早い業界でもある。たとえ幹部でも、実績が作れなかったりヘマをして辞めちゃうから、上のポストが空きやすいんだ。
どの程度早いかって言うと、入店から数ヶ月でマネージャー、1年でチーフになることもあるくらい。実力によっちゃ1年半程度で店長に昇格するパターンもある。マネージャーって、普通の会社なら管理職みたいなもんだからね。入社数ヶ月で管理職なんて、普通じゃ絶対ありえないよな?
でも、それが当たり前なのがキャバクラ業界なんだ。
昇格が早い分、内輪揉めも多い
もちろん昇格が早ければ給料だってどんどんアップする。ところが、そんなにうまい話は無いもんで、内輪揉めもかなり多いのが実情なんだ。
キャバクラって、基本的に実力社会だから、学歴とか職歴とかいっさい関係ない。これはメリットでもあるんだけど、逆にデメリットにもなりかねない。だって昨日まで後輩だったやつがさ、今日からいきなり上司になることだってある。キャバクラじゃそれが当たり前なんだけど、””元後輩””にこき使われる自分を想像してみてほしい。
男って基本プライドが高い生き物だから、後輩が先に昇格したら妬むものなんだよね。「なんで俺じゃなくてあいつが…」ってさ。そんな感じで関係がギクシャクしちゃってね、結局辞めちゃう人も多いんだよ。俺も今までに数え切れないくらい見てきたし。仕事が辛くて辞めるボーイもいるけど、競争に負けて辞めるボーイも多い。だからボーイは入れ代わりが激しい仕事なんだ。
キャバクラのボーイからマネージャーに昇格
さて、ボーイがそんな競争に勝って昇格するのがマネージャーだ。マネージャーは狭き門で、沢山いるボーイの中でもほんの一握りしかなれない。特にリーダーシップがあるボーイは選ばれやすいけど、逆にリーダー向きじゃない人や、人間関係を軽視する人なんかはマネージャー向きじゃないね。
むしろ昇格自体難しいと言っていい。リーダーシップを発揮して、競争で勝ち上がったやつだけが掴み取れる重要なポジションだ。
もしマネージャーを目指すなら、コミュニケーション力をしっかり磨くべき。後はキャバクラ全般の仕事を覚えること。マネージャーはお店全体の業務をこなせないとダメだから、どんな仕事も真剣に取り組む必要がある。
新人の面倒も見るから、仕事を教えられるようになることも大事だね。それにスタッフをまとめる立場だからさ、ケアやフォローもできるようになればOK。そうすればマネージャー昇格がグッと近くなる。
マネージャーの仕事と役割
じゃ、マネージャーはどんな仕事をするのか?まとめるとこんな感じだ。
- 担当キャバ嬢の出勤確認
- 担当キャバ嬢の心のケアとフォロー
- 担当キャバ嬢の売上目標作成と管理
- 新人キャバ嬢の教育や接客指導
基本的にキャバ嬢の上に立つポジションだ。ボーイの頃は担当を持つことはないけど、マネージャーに昇格したら数人のキャバ嬢を抱えることになる。そんなキャバ嬢の出勤状況をチェックして、時にはシフトの調整や店長への報告なんかをする。
一緒に売上目標を作って、1日ごとの売上管理や達成状況の確認をするのもマネージャーの役割だ。もしキャバ嬢が凹んでる時は、メンタルのケアやフォローもしなきゃいけない。とにかくキャバ嬢との信頼が大事な役職だね。
あと、教育係になる場合もある。店長が指導するお店もあるけど、普通はマネージャーが新人キャバ嬢の教育を行う。お店やキャバクラのルール説明とか、基本的な接客の方法とコツを伝授する感じだね。大事な新人を一人前に育てて、最後まで面倒を見るのがマネージャーだ。だから接客にも明るくなきゃいけないね。
マネージャーからチーフマネージャーに昇格
マネージャーからチーフマネージャーに昇格する場合もある。俺のお店はチーフマネージャーって役職は無いんだけど、お店によっちゃ設けてるね。マネージャーと店長の中間的なポジションで、いわゆる店長一歩手前の段階って感じだ。店長候補と言ってもおかしくはないかな。
チーフマネージャーは店長の右腕となるほか、更にマネージャーの上に立つ存在だ。複数いるマネージャーの中でも、選ばれた人だけが昇格することができる。マネージャー以上に狭き門で、更にお店で相当の実績を積んだり、仕事を覚えなくちゃなれない。お店の経営そのものに関わるようなものだから、その分責任も重大になるよ。
チーフマネージャーの仕事と役割
キャバクラのチーフマネージャーは、マネージャーの仕事全般に加えて次のような役割がある。
- キャバ嬢志望者の面接担当
- キャッシャー(レジ係)
- 給与の受け渡し
人事から金銭関係まで、キャバクラの経営に深く関わってるのが印象的だね。求人へ応募してきた子の面接は、普通マネージャーや店長が行う。
でも、お店によってはチーフマネージャーが担当になる。会社の人事担当と同じだから、将来有望な子を見抜いて採用しなくちゃいけない。お店の将来にも関わるから、かなり重要な仕事だ。
マネージャーは、レジへの立ち入りが許可されていないお店もある。逆にチーフマネージャーはレジに立ち入ることができるから、お客さんの会計業務を行うこともあるよ。
体験入店してきた子や、日払い希望のキャバ嬢に給料を渡すのもチーフマネージャーの役割だ。お店によっちゃマネージャーの担当だけど、お金関係のやり取りを許可されてるのは大きな違いだね。
マネージャーからキャバクラの店長に昇格
そしてボーイが最終的に行き着く先がキャバクラ店長。お店の経営そのものを任されるポジションで、その手腕一つでお店を繁盛店へ導くことになる。逆に閉店へ追い込むようでは店長失格で、即刻クビにされるから注意してほしい。
色んなスキルが必要で、更にキャバクラの仕事全部をこなさなくちゃいけない。それくらい大変で、超重要なポジションだ。
店長への道はとてつもなく険しい。基本的に全員が目指してるから、競争だってマネージャーを目指す場合の比じゃないね。店長になれずに辞める人もいるから、相当な覚悟と実力が必要になる。
もちろん運も味方に付けなきゃいけない。その変わり収入アップは劇的で、月100万以上稼ぐことも不可能じゃないポジションだ。
キャバクラの店長の仕事と役割
さて、キャバクラ店長の仕事や役割だけど、ざっくりまとめると”全部”だ。基本的に店長はイベント立案とか、経営面の業務を行うけど、そればかりじゃない。
ボーイからマネージャーの仕事まで、あらゆる役割を担うことになる。人手が足りないところをフォローする感じかな。
例えば店内が混んでる時はフロントで受付することもあるし、キッチンが忙しいなら手伝いにも入る。お得意さんが来た時は自ら接客する場合だってある。だから店長はとても忙しいポジションだ。キャバクラの仕事が全部できないと、店長になるのは無理とも言えるね。
今のポジションから昇格する上で大切なこと
こんな感じで、ボーイから昇格するには色々と身に付けなきゃいけないことは多い。もし今後上を目指すのだったら、仕事を通して様々なことを学ぶべきだね。ただ、昇格するにあたって大事なことは3つある。全部重要だけど、ボーイから上を目指す人は参考にしてほしい。
上司をよく観察して良いところは積極的に取り入れる
マネージャーや店長を目指すなら、他の人の良いところを盗むことが大切だ。ボーイはまだ経験も実績も何もない状態だから、他人の仕事ぶりを見て良いところを参考にしたり、盗んでしまうのが手っ取り早い。特にマネージャーや先輩ボーイの仕事を観察するのが一番だね。その中で良い部分を発見して、自分の仕事へ積極的に取り入れていこう。
良くない部分は反面教師にする
ただし、上司の仕事ぶりを見ても全て参考になるわけじゃない。観察していると、ここはダメだっていう部分も見つかると思う。逆に言えば、先輩らを観察して良くない部分があれば、それを反面教師にすればいい。まるごと真似るんじゃなくて、ダメなところを自分なりに参考にすることが大切だ。
愛され力を身につける
そして一番大切なことが、お店のみんなに愛されること。
キャバクラは上下関係が厳しくて、独特の主従関係もある。特にボーイは最底辺で誰にも頭が上がらないから、理不尽な要求をされることだって珍しくない。
だからこそお店で実績を作って、キャバ嬢や先輩の信頼を得ることが大事なんだ。そのためには、みんなから愛されなきゃいけない。
お店のスタッフ全員から愛されるようになれば、昇格だって難しくはないはずだ。一気に昇進できるチャンスもある。みんなに愛される…それが店長昇格までの最短ルートになるだろうね。