キャバクラのボーイのタイムスケジュールと仕事内容
ナイトワークは稼げる仕事が多いが、その中でも断然稼ぎやすいのがボーイだ。ボーイの仕事って大変なイメージがあるかもしんないけど、色んな役割をこなすからそう考えられてるんだと思う。俺も最初は大変だと感じてたからね。
けど、具体的にどんな仕事するか知ってる?大変だとは言ってもさ、実際は楽な仕事もあるし、楽しい仕事も多い。キャバクラのボーイの仕事をざっくり分けると、開店前・営業中・閉店後の3段階に分けられる。タイムスケジュールもこの3段階に沿うけど、それぞれ仕事内容が違うから気を付けてほしいね。マジでボーイの役割とか仕事の忙しさが変わるからさ。
キャバクラ開店前
まず出勤したらお店を開店する準備を始めなきゃいけない。
一番ラクそうに思えるじゃん?でも実際は逆なんだよね。基本的にゆっくりする暇なんてないから、制服に着替えたら即戦闘開始って考えてたほうがいい。
んじゃ開店前に何するのかって言うと、ボーイの役割はこんな感じ。
- 買い出し:足りない食品やトイレットペーパーとかを買い出す。
- トイレや店内の清掃:お店が汚いとお客さんが来ないから、隅々まで綺麗にする必要がある。
- おしぼりの準備:おしぼりは大量に使うし、足りないと営業に支障が出るから必須業務。
- その他雑用:店長やマネージャーに言われた業務をこなす。
見てもらったらわかるとおり、ボーイは基本雑用だね。ある程度仕事に慣れてきたら他の仕事も任されるけど、ボーイのうちは買い出しや清掃なんかの業務がメインになる。でも、全部大事な仕事だから、絶対に手は抜かないでほしいかな。
例えば、店やトイレが汚いとお客さんやキャバ嬢からクレームが入る。買い出しで不足分があると、営業中に買いに走らされる場合もある。
ちなみにこれらは全部お店開店前に片付ける仕事だから、テキパキやらないと開店に間に合わない可能性もある。入店したばかりの頃はそうでもないけど、そのうち色々言われるから、要領よく仕事をこなす能力は求められるよ。
一つ一つの仕事は大したことないけど、営業するために大事なものばっかなんだよね。その大事な仕事をボーイが担ってるわけだから、意外に重要なポジションってわけ。だから営業前の業務でも手を抜いちゃだめなんだ。
キャバクラ営業中
さて、開店前の準備が終われば一休み・・・とはいかない。今度はキャバクラの営業を始めなきゃいけないからね。キャバクラの営業中の仕事も色々とあるんだけど、ボーイの役割はファミレスとかのホールスタッフに近い感じかな。ただ、裏方に徹する場合もあるから、ホールだけやっときゃOKとはいかないので注意。ぶっちゃけ営業中の仕事は色々とある。
- お客さんの案内(フロント対応):キャバクラは入り口でお客さんの受付を行う。その際に色々と案内するのもボーイの役割だ。
- 料理運び:ホールスタッフでもあるので、注文を受けた料理を運ぶ役目もある。
- アイスや灰皿の交換:テーブルの様子を見てアイス(お酒に入れる氷)や灰皿の交換もする。タイミングと空気を読むスキルが問われる仕事だね。
- トイレチェック:お店のトイレの使用状態を確認するのもボーイの役割だ。誰が使ってるかをチェックして、キャバ嬢に伝える必要がある。
- お客さんのお酒作成:普通はキャバ嬢がお客さんのお酒を作るが、一時的に席を外してる場合とかはボーイが作ることになる。ただ、お酒作りは全然難しくない。
- キャッチや呼び込み:お店が暇だとボーイも手持ち無沙汰。だからキャッチや呼び込みでお客さんを連れてくる必要がある。しかし、やり方を間違えるとトラブルになるので要注意。
- 付け回し:フリー客にキャバ嬢を当てる付け回しもボーイが行う。これは経験を積んだボーイにしかできない仕事だ。
こんな感じに、営業中にやる仕事はとても沢山ある。忙しい時なんかは複数の仕事を並行する場合もあるね。つまり要領のよさが問われる時間帯でもある。
けど、最初の頃はそこまで気にしなくてもいい。先輩がフォローしてくれるから、多少ヘマしたりトロトロしても何とかなる。もちろんゆくゆくは慣れなきゃダメだけどね。
キャバクラ閉店後
営業が終わったら今度は閉店作業。キャバクラを閉店させるまでがボーイの仕事だ。正直疲れてると思うけど、この段階が一番大変なんだよ。最後まで気を抜けないけど、業務自体は結構シンプルだ。
- テーブルの後片付け:普通の飲食店と同じでテーブルの片付けもボーイの役割だ。
- 皿洗い:グラスや下げた料理の皿を洗う場合もある。
- 店内の清掃:店内の清掃も大切だ。とはいっても掃除は通常開店前に行う。なので汚れが目立つ場合だけ。
- お酒のチェックと発注業務:お酒の残量をチェックして、業者に発注する業務も行う。
- 送迎(お店による)
これはお店によるけど、キャバ嬢を車で送り届ける場合もある。いわゆる送迎ってやつだね。
キャバクラのボーイが行う仕事は幅広い
開店前から閉店後まで、キャバクラのボーイは色んな仕事をこなさなきゃいけない。付け回しのように頭を使う仕事もあるし、雑務や肉体労働に近い仕事もある。
ただ、上で書いたのは一例でしかない。お店の箱の大きさによってボーイの役割って結構変わるんだよ。大箱と小箱じゃ仕事が全然違う。
じゃ、箱が違うと仕事がどう変わるんだろうか?
キャバクラの「箱」について
さっき「箱」という言葉が出てきた。箱はキャバクラ界隈で使われてる業界用語で、お店の規模を指す言葉だ。ざっくり大箱・中箱・小箱の3つに分けられてる。箱は曖昧な用語だけど、だいたいお店の座席数で区別されてるね。
- 大箱…座席が60席以上のお店
- 中箱…〃20~60席程度
- 小箱…〃20席以下
中箱は40~60席前後のお店を指す場合もある。逆に小箱は小ぢんまりしたお店で、店内はかなり狭い。逆に大箱はビルの1~2フロアを借りてる場合もあって、席数が100以上ってところもある。特に大箱は高級キャバクラが多くて、小箱・中箱はカジュアルなお店がメインかな。もちろん例外もあるけど、働く時の参考にしてほしい。
大箱のボーイの仕事は限定される
大箱で働くボーイは、かなり仕事が限定されている。ホールスタッフや雑務が基本的な役割になるね。実は大箱って売上も規模も大きいから、それぞれの担当部門ごとに人を雇ってるんだよ。
例えばキャバクラで働く男の職業には、ボーイ以外だと次のようなのがある。
- キャッシャー
- 送迎ドライバー
- キッチン
だからボーイは雑務とホールスタッフだけって場合が多いんだよね。仕事が絞られるから、比較的ラクに感じるかもしれない。ただし、大箱はその分スタッフが多くて競争も激しい。昇進を目指すとなると、相当な実績を積む必要がある。
中箱・小箱のボーイは様々な役割を担う
大箱とは違って、中箱と小箱のボーイには色んな役目がある。ホールスタッフや雑務はもちろんこなすけど、それ以外にも会計(キャッシャー)や送迎、場合によっちゃキッチンに入ることもあるね。色々とパシられる場合もある。大箱に比べるとちょっと大変だけど、いわゆる何でも屋や便利屋的なポジションに近いね。
「メンドクセー」って思うじゃん?確かに面倒くさそうに思えるわな。ところが、中箱や小箱は色んな仕事を覚えられるから、将来キャバクラ店長を目指す場合は強みになる。店長ってキャバクラの仕事が全部できないと務まらないからね。そういった意味では、大箱のボーイよりスキルを磨けるってわけだ。
ただ、中箱はお店によって全然違うから気を付けてほしい。ギリギリの人員で回してる場合もあるし、資金に余裕があるお店は各部門の担当を雇ってる場合もある。小箱と大箱の中間的な位置付けだけど、ボーイの役割はお店の方針にかなり左右されるよ。
キャバクラのボーイに職歴・学歴は関係ない
学歴とか職歴が問われる仕事って結構多い。表向きは学歴・職歴不問ってなってる仕事でもさ、実際は採用の時に影響するんだよね。
だから学歴とかで就ける仕事は限られるのが現状なんだけど、実はボーイって学歴も職歴もいっさい関係ない。これは嘘じゃなくて、本当に関係しないんだよ。
だって学歴が影響する仕事って無いし、未経験からのし上がってきた連中ばっかりだしね。過去にどんな経験してようが、やる気さえありゃ誰でも働ける仕事だ。
嘘だと思うなら、未経験者歓迎のキャバクラボーイ求人がどれだけあるのか見てみるといい。
中卒ボーイだって少なくない
ちなみに中卒のボーイもかなり多いよ。俺だって高校に進学したけど中退したし、最終学歴なんか中卒だからね。色々な理由で学校行ってないやつとか、高校行かなかったやつだって働ける。ぶっちゃけ中卒で雇ってくれる仕事ってほとんど無いじゃん?だけどキャバクラのボーイは問題ない。おまけに頑張れば稼げるし、中卒の人にとっちゃ中々おいしい仕事だと思う。
俺がキャバクラのボーイの仕事を続けてこれた理由
俺は3年間ボーイをやって、いま店長を任されてるんだけど、実は何度も辞めようと考えたことがある。たまにしんどくなる時あるけどさ、続けてこられた理由が3つあるんだよね。逆に言えば、生半可な気持ちだと続かない可能性があった。いまでも「よく続いてるな」って考える時はあるけどね。
絶対に稼ぎたいという強い信念があった
1つめがこれ。何が何でも稼ぎたいって考えてたのがボーイを続けられた理由だ。
実は妹がいて、将来は看護師を目指してるんだよね。んで高校卒業後は看護学校に行きたがってたんだけど、うち金銭的に余裕がなかったんだよ。だから妹も高卒後は就職するって知ってさ、ちょっとショック受けたんだよね。これが妹が高2だった時。
そこで俺は「妹を絶対に看護学校へ行かせたい」と考えた。俺が学費を稼げば妹も夢を叶えられる、ってね。そしてボーイの仕事を始めたんだけど、妹の考えを知らなきゃボーイはやってなかったかもしれない。
なんだかんだやりがいがあった
妹の一件があってボーイを始めた。しかし予想以上に厳しくて、最初はマジで辛かった。でも続けられたのは、色々理不尽だと思いつつもやりがいがあったからだね。
何にやりがいを感じるかは人によるけどさ、俺はボーイの仕事にやりがいを感じたんだ。例えば付け回しにしてもさ、キャバ嬢の特徴とかを覚えたり、お客さんごとの最適解を考えたりする。これが結構面白くて、上手くいった時は「よっしゃ!」って思ったり。お客さんも楽しんでくれて、キャストの売上げが上がった時とかはやっぱ嬉しいしね。
他にも色んな仕事を覚えられるから、やりがいもあるし楽しいと感じた。
これもボーイを続けられた理由の1つだね。
実力があれば上に行ける可能性があった
ボーイで何ヶ月も働いて、実はすぐ辞めてくやつが多いことを知った。仕事がキツイから、ヘマしたからとか理由はそれぞれだけど、ボーイは入れ替わりが凄い激しいんだよね。逆に長く続けてる先輩も多かったけど、2年経ってもボーイって先輩もいれば、半年でマネージャーに昇格した人もいた。つまり実力次第じゃ短期間で上に行けるって感じたんだ。
その事実を知って、俺は更にボーイの仕事が楽しくなった。だってさ、実力があれば昇進できるチャンスがあるんだよ?中卒の俺でも上を目指せるって思うと、火が点くってもんじゃない?それで俺もお店で色んな実績を作って、いまキャバクラの店長をやってるわけだ。
実力が無いと途中リタイアするが、逆に実力があれば上へ行けるのがキャバクラ。上を目指すって目標があれば、ボーイの仕事は長く続けられると思うよ。
ボーイの仕事は大変だがおすすめ
正直ボーイの仕事は大変だ。これからバイトしたい人は多少覚悟しておいてほしい。けど、仕事が大変な分だけ見返りもあるし、学歴不問な仕事の中でもダントツに稼げる。遊ぶ金も稼げるし、貯金だってできる。とにかく稼げるバイトを探してるなら、ボーイが向いてるんじゃないかな。